こんにちは、ぽふです。
今日は、作品の紹介と落語の時間です。
落語の時間は、少し趣向を変えてみました。
紅花染めのジャケット
今日の作品は、紅花染めのジャケットです。
紅花染めの鮮やかな色合いが、美しい作品になりました。
赤色の紅花染めの古布をメインに使っていますが、赤色は古来より幸運を呼ぶ色と言われています。
人生の節目にも赤色のものを使うことが多いと思いますが、人々の慶びを祝う気持ちをあらわす色として、現代にもおいてもそれは続いています。
落語の時間
今日ご紹介する落語の演目は、「御慶(ぎょけい)」です。
「御慶」とは、およろこびや、お祝い、特に新年のあいさつのことを意味します。
いつもは、志ん朝師匠の落語の動画を載せていましたが、ゆっくり聞いている時間がない方のために、簡単なあらすじを書いてみることにしました。
早太郎
それでは、どうぞご覧ください。
年の暮れ、江戸時代の宝くじ「富(とみ)くじ」にハマってしまった八五郎は、その日夢をみます。
その夢は、「梯子の上にとまっている鶴の姿」鶴は千年、そして梯子は、八百四十五(はしご)
夢見がいいと八さんは、「千八百四十五番」の札(ふだ)を買えば千両が当たると意気込んで、おかみさんの一張羅の半纏(はんてん)を質屋に持って行き、湯島天神の富くじを買いにいきます。
一足先に、「千八百四十五番」の札を買われた八さんは、帰りの途中に大道易者に呼び掛けられ、夢の話をするのでした。
夢で見た話をする八さん。「鶴の千まではよいが、梯子は下から上がるもの。下から五百四十八番と上がらないといけない」と教えてもらいます。
良いことを聞いたと喜ぶ八さんは、鶴の「千五百四十八番」の札を買いに行くのでした。
そして、富くじは大当たりします。
腰を抜かす八さんやおかみさんとの楽しい様子。
そして貯めた家賃を大家さんに払いに行き、年始回りの挨拶を教えてもらいます。
「もっと短くて気の利いたあいさつはないか?」という八さんに、大家さんは「御慶(ぎょけい)」と「永日(えいじつ)」という簡単な挨拶を教えてくれます。
江戸一の古着屋で裃(かみしも)一式を取り揃え、明くる日の朝。
新しい年を迎えた八さんの意気揚々とした「御慶!」「永日!」の声が、町中に鳴り響くのでした。
かなりかいつまんで、あらすじを書いて見ました。
早太郎
本当は、志ん朝師匠の落語を聞いてほしいです。
落語家によって、話の内容が少し変わると思います。
私は志ん朝師匠ひとすじなので、他の方のお話を聞いて見たい方は、どうぞご視聴ください。
誰かの役にたつことを願っています。